生徒が行うリサイクルプロジェクト
株式会社ユニクロが全国の小中高等学校を対象に毎年行っている、「”届けよう、服のチカラ”プロジェクト」が、2014年度参加校を募集している。
2009年に開始したこのプロジェクトは、不要になった子ども服を学校で集め、難民キャンプなどに届ける、というものだ。しかし回収を行うのはユニクロの社員ではない。小中高等学校に通う生徒たちが行うという点が、このプロジェクトの特徴だ。
(画像はプロジェクトサイトより)
自分たちで工夫して服を回収
プロジェクトの流れはこうだ。まず参加する学校に、ユニクロ社員が出掛けて行って出張授業を行う。回収された服がどのように役立てられるのかを知り、自分たちにも困っている人たちを助けることが出来る、ということを子ども達に学んでもらう。
その後、不要な服の回収方法や告知方法は、子ども達が自分たちで考え実行していく。回収ボックスやポスターを作ったり、近くの小学校や幼稚園へ出掛けて行って回収を呼びかけるなど、これまでに様々な工夫がなされてきた。
集まった服はユニクロに送られた後、世界中で服を必要としている人たちのもとに送られる。その様子は後日フォトレポートとして学校に送られ、子ども達は自分たちの活動が実際に役立ったことを知るのだ。
2013年度は、107校の小中高等学校が参加した。子ども達は「はじめはこんなに集まると思っていなかった」「難民の話を聞いて、困っている人がたくさんいることを知った」などの感想をのべている。今年度の募集は4月27日まで、プロジェクトサイトで行われている。

届けよう、服のチカラ プロジェクト
http://www.uniqlo.com/jp/csr/