日本人の女性監督によるアメリカ映画のDVDが発売
日本人女性監督によるアメリカ映画「Believe Again(ビリーブ・アゲイン)」 のDVDが、パインモーションエンターテインメントより日本向けに発売された。
この映画は、今年3月にアメリカで劇場公開され、5月にハリウッドの国際映画祭にも正式招待された作品で、キャストは主演のTim Kaiser(ティムカイザー)他、全員がアメリカ人だが、監督は純日本人の女性である神原典子氏。神原氏は監督の他、脚本と音楽も担当した。
(画像はパインモーションエンターテインメント公式ニュースリリースより)
震災直後から開始した作品制作
神原典子氏は元々作曲が本業だったが、インターン先のプロデューサーの助言もあって、映画グラントリノ等の制作を行っていたインターン先の映画制作会社から独立。2011年3月の東日本大震災の直後から作品制作を始めた。
夢も希望も失い、何か始める前から諦めてしまう失業者の年配男性に逢ったことが作品制作のきっかけとなったという。神原典子氏はこう述べている。
「やる前から諦めてしまうなんて、すごくもったいないと思いました。私は誰もが、いくつになっても無限の可能性を持っていると思うんです。諦めない限り」(ニュースリリースより引用)
この映画では、辛い状況の中でも、誰でも何歳になっても無限の可能性があること、そして人間その気でやれば夢は叶えられるということが描かれている。
来年、福島でのチャリティ上映も
逆境に立つ人を勇気付けたいという想いで作られた「Believe Again」。震災から2年半経ち、まだ傷跡が癒えずに辛い日々を送っている沢山の人たちに少しでも勇気と希望が与えたいと公開に踏み切ったという。
来年には福島でのチャリティ上映も予定されている。

「Believe Again」作品情報
http://www.pinemotion.com/believe-again/jp/パインモーションエンターテインメント公式ニュースリリース
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