狭いケージにすし詰めにされて一生を終える鶏たち
毎日毎日われわれの社会は大量の鶏卵を消費する。「養鶏場」はまるで巨大な工場のように安価で均一な鶏卵をマーケットに送り出す。しかしよく考えてみればそれらの卵は一つ一つニワトリが苦労して産卵したものなのだ。
「バタリー飼育」というのは採卵のための養鶏法の名称だ。この飼育法ではとても狭いケージにニワトリ4~5羽が詰め込まれる。ほとんど身動きも出来ないまま産卵を続けるニワトリたちはかなりのストレスに晒されることになる。残念ながらこれが現在の養鶏法のスタンダードだ。
image by stevendepoloバタリー飼育に「No!」
しかし近年EU圏内ではこのバタリー飼育に「ノー」という消費者や生産者が増えつつある。ベルギー、オランダ、ドイツの多くの生産者や大手スーパーは既にバタリー飼育で生産された鶏卵を商品棚から追放している。
フランスはやっとその仲間入りを果たす。動物愛護団体「L214」のHPでは、同団体が仏有名スーパーチェーン「Monoprix(モノプリ)」に対して行ったバタリー飼育反対運動の様子を報告している。
モノプリはフランスで初めてバタリー飼育で生産された鶏卵を販売しないと宣言。来る4月1日からは平飼い、放し飼い、または有機農法で育てられたニワトリの卵のみを販売するという。
L214
http://www.l214.com/communications/Monoprix(モノプリ)
http://www.monoprix.fr/