きっかけは馬肉騒動
ヨーロッパで馬肉を牛肉に混ぜて販売していた業者がいたことが発覚した騒動を受け、いまヨーロッパではベジタリアン(菜食主義)に転向する若者が増えている。
Charity News Xperedonによると、これまで肉好きだった人々も、今回のスキャンダルを受けて、あらためて食生活を見直し、菜食主義に変えていこうとする傾向があるという。
べジタリアンによって構成され、イギリスの非営利組織としての認可を受けているUK Vegetarian Societyのホームページの閲覧者は、昨年の同時期と比較して40パーセントも増えており、問い合わせも増えているという。
ブームを逃すな
UK Vegetarian Societyは菜食主義には、自他ともにさまざまなメリットがあるという。健康面で優れているだけでなく、動物愛護、環境保護にも貢献することができる。たとえば、肉を食べるのをやめた場合、その飼育のために使われる大量の飼料、牧草地、水の消費を防ぐことができ、森林伐採、無理な灌漑を食い止めることができるのだ。
しかし、極端な食生活の切り替えは、たんぱく質などの栄養不足を招くおそれもある。UK Vegetarian Societyはいまのうねりをただのブームで終わらせないため、細やかな情報提供、アドバイスをおこなっていきたい、と意欲を見せている。

Charity News Xperedon
http://www.xperedon.com/news_2080UK Vegetarian Society
https://www.vegsoc.org/#