政府から多額の支援
1969年にロンドンにて創設され、世界中の動物とその生息地を護るため活動しているIFAW(国際動物福祉基金)は、2月5日付けで公式HP上に日本の捕鯨に関するレポートを掲載している。また「Le nouvel Observateur」他海外の多くのメディアもこのことを採り上げ報道している。
レポートは日本の捕鯨にかかるコストと消費低迷による資金不足の不均衡を指摘しており、今や日本の捕鯨は政府からの多額の支援によってのみ支えられていることを報告している。
image by eGuide Travel衰退する鯨肉の消費
IFAWによると、鯨肉の売上げは捕鯨船の維持や南極海の調査捕鯨にかかるコストをカバーするには程遠く、日本の捕鯨産業は20年来赤字続きであるという。
さらに1960年以降日本における鯨肉の消費は減少し続けており、現在は約5000トンものストックを抱えた状態であるという。
日本側はこのレポートに関するコメントを拒否しており、公式な見解は日本の捕鯨はあくまで「科学的な目的」のために行われていると主張しているという。

IFAW
http://www.ifaw.org/Le nouvel Observateur
http://sciencesetavenir.nouvelobs.com/