人権保護のためのランニングイベント
エチオピアは「走る」ことが日常生活に根付いている国だ。世界陸上やオリンピックで名を残すエチオピア人選手が多いことはこのことと関連性があるのかもしれない。しかしこの国の女性の権利については昨今国際的に議論がなされている。
子供の権利を保護するための人道支援NGO「プラン」は、エチオピアの首都アジス・アベバで企画開催した「Because I am a Girl」という子供のためのランニングイベントの様子を1月21日付けの公式HPで紹介している。
みんなに考えてもらうために
エチオピアでは今、古い慣習(女の子の割礼など)や女性が教育を受けづらい環境などへ見直しを問う声が上がっている。プランは多くの人々への啓発イベントとして子供達の「駆けっこ」大会を企画。当日は4000人近くの子供が参加し、家族や地域の人々に見守られながら6種目の競技に参加した。
大会にはエチオピアで「皇帝」の異名をとるオリンピックゴールドメダリスト、ハイレ・ゲブレセラシエさんや、アイルランドの長距離ランナー、ジョン・トレーシーさんらも参加した。
エチオピアでは、政府も協力して女性の早婚のしきたりをなくすよう努力しており、プランをはじめとする国際、地元団体が協力し合って女性の権利向上のために活動しているという。

プラン
http://www.planfrance.org/