意表をつくプロモーション
写真共有SNS「Pinterest」を活用したユニセフの試みが、Pinterestユーザーに大きなショックを与え、TwitterやFacebookなどソーシャルメディアを通じて世界中に拡散していき話題となっている。
Pinterestは、自分のお気に入りのもの、例えば綺麗な洋服やアクセサリー、お洒落な家具、クールな自動車、可愛らしいおもちゃ、観光してみたい風景などの写真をアップし共有する場所で、先進国の人々の「物欲」がダイレクトに溢れている。
その少女が欲しいものとは…
ユニセフは、非常に貧しい国として知られる西アフリカのシエラレオネ共和国に住む13歳の少女“Ami Musa”ちゃんをキャンペーンの広報大使として、彼女の名前でアカウントを開設し「Really want these」という名前のボードを作成。
彼女が生きていくために切実に欲している食糧や水、黒板(教育の機会)などの写真を掲載した。服飾や美味しそうな料理の写真が溢れる中に突如現れた、貧しい国に住む少女の切実な望みという異質さが多くのユーザーの目に留まった。
水や食糧があること、学校に行くことが当たり前となっている先進国に住む人々に、貧しい国々に住む子供たちの窮状について啓蒙するためのPinterestの特性を活用した秀逸なキャンペーンとなった。

Creative Guerrilla Marketing
「How UNICEF Is Using Pinterest」
http://www.creativeguerrillamarketing.com/