マラウイに学校を
アメリカ人歌手のマドンナがマラウイで運営するチャリティ団体「レイジングマラウイ」の公式HPは、新たに建設が進められていた小学校10校が年明けにも開校すると発表している。また同国における子ども達の就学事情などと併せて海外サイト「FRANCE24」もマドンナの学校設立について報じている。
マラウイは国連が定める「世界で最も貧しい20か国」のひとつに数えられている。全人口の40パーセント近くが一日1ユーロ以下で生活しているという。ユニセフの発表によれば、小学校教育を修了できるのは男子児童のわずか26パーセント、女子児童に至っては16パーセントという低い値だという。
貧しくて学校へ通えない
就学率が低い原因は貧困と学校までの距離がとても遠いことだという。マドンナはマラウイから男の子と女の子を1人ずつ養子に迎えているため、同国の子ども達の生活状況改善に寄与する目的で「レイジングマラウイ」というチャリティ団体を主宰している。
アメリカのNGO「buildOn」とタッグを組み、マラウイに小学校を10校設立するプロジェクトを始動。新しい学校は2013年の年明けにも開校予定だという。
これによりマラウイの4000人以上子どもが新たに教育を受けられるようになるという。マドンナは公式発表の中で喜びの心境を語っている。「マラウイの子ども達が教育にアクセスできるようになるということは、子ども達個人にとってもマラウイ全体にとっても大きなステップになる」と述べている。

レイジングマラウイ
http://www.raisingmalawi.org/FRANCE24
http://www.france24.com/fr/