映画を通してギニアを救え!
フランス有料民間テレビ局CANAL+(カナルプリュス)は、映像が持つ影響力を武器に、世界最貧国の一つとも言われるギニアの支援プロジェクトを立ち上げた。
「Kindia2015」(キンディア2015)はギニア第三の都市キンディアからつけられたプロジェクト名だ。CANAL+は2015年までに一年に一本のペースで映画を制作し、その中でキンディアの現状と支援プロジェクトの進捗状況などを報告する。
山積する問題点にひとつひとつ向き合う
映像で広く世間にキンディアの支援プロジェクトを知ってもらい、寄付を募ってそれぞれのプロジェクトへの資金調達を行う。プロジェクトはキンディアに暮らす人びとの生活を改善するため、経験豊かな地元NGOの協力のもと2015年まで長期にわたって行われる。
具体的には、飲用水へのアクセス改善、母子健康センターの配備の他に、地元住民に健康被害をもたらしているゴミによる汚染を防ぐための分別システム開発を行う。
さらに、食料自給率アップのための持続可能で有効な農業技術の促進や、子供たちへの教育プログラムも充実させる。特に労働や結婚で学業を中断されがちな女子への教育推進が目的だ。
これはテレビ局が映像のちからでアフリカ支援プロジェクトを後押しする斬新なチャレンジである。

CANAL+ Kindia2015
http://www.canalplus.fr/