日本が抱える子どもの貧困問題
NPO法人ポラリス・プロジェクト・ジャパンが8月25日、東京・恵比寿にてセミナー「性産業が児童施設退所後の福祉になっている現状を止めるために」を行った。
セミナーでは、日本でも人身売買は起こっており、被害者は外国人ばかりではなく、各家庭で放置されている虐待によって、保護されることなく生きるために児童買春である「援助交際」に身を置く子どもたちや、保護されたとしても、児童養護施設の退所後に人身取引の温床である「性産業」を選ばざるをえない状況を訴え、「児童虐待と性産業につながり」について語った。
twitterで飛び交った議論
ツイッターでこのセミナーの内容が公開され、ユーザーからは批判的な意見も目立った。
教育水準と施設退所後の就労状況で示せば良いだけの様な気が・・・それを一覧表にして文科省に掛け合うとか。学力があれば大学へ行ける為の金銭・教育支援と18才では無く最低大卒並みの22才or23才迄は衣食住の保証が出来れば改善するのでは?ポルノ云々なんて話しでは無くて。
このような問題を解決するためには福祉を充実させなければならないはずなのに、なぜ性産業の話になるのか。もし児童養護施設を出た人々が貧困で仕方なく性産業についているなら、性産業が無ければ何もできないことになる。それが何の解決になるのだろうか。(後半略)
性産業が児童養護施設を出た(元)児童のセフティネットとして機能しているならば、児童保護に関わる人々は心底感謝するのが筋。その性産業を規制し『(元)児童は飢えて死ね』と主張するほど児童が嫌いならば、そもそも児童に関わるべきではない。
貧困が問題なのに性産業だけ規制したって誰も救われませんよ。
発表者の単なる性産業蔑視なのではないか。国が従事者を保護する公娼制度が確立できれば、逆に貧困層から抜け出す手段にすらなりえる。
(上記の意見に対して)なんかずれてる。性産業しか実質的な選択肢が無いのが問題であって、公娼があれば良いって話でもないだろう。自立の為にも長く続けられる職業につける事が大事なのでは? 女性だけでなく男性もね。
今年6月、国連児童基金(ユニセフ)の報告書では、日本の子ども(18歳未満)の貧困率は、先進35カ国中ワースト9位と発表された。もはや貧困国と呼べる日本を背負っていく子どもたちの現状をどのように改善していくべきか。

NPO法人ポラリス・プロジェクト・ジャパン
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