目に見えない障害を知ってもらいたい。
難病、内部疾患、発達障害など社会で認知されにくく目に見えない障害を抱えた人をサポートするための「見えない障害バッジ」がツイッター上で話題となっている。
「バッジをつけて、見えない障害を知ってもらおうよ」というコンセプトから生まれたこのプロジェクトは、「見えない障害バッジ」を身につけることで、電車などの交通機関で席を譲ってもらうだけではなく、
福祉政策でも「制度の谷間」に落ち込んでしまい、サポートを受けることが難しい障害などを持つ人のことを知ってもらいたいと、2010年にツイッターのハッシュタグ(#mienai_syogai)からはじまった。
ツイッターの呼びかけが形に
多くの難病や福祉の当事者などが参加したハッシュタグから、2011年に誕生した「見えない障害バッジ」は、当事者用と啓発用の2種類があり、違和感のないかわいらしいデザインだ。
リボンの形の透明なトップには、「大切なものは目に見えない」という、サン=テグジュペリの「星の王子さま」に出てくるキツネのセリフが水色の文字で刻まれている。
このバッジを届けるのは、「見えない障害バッジ」応援プロジェクト「ワタシのフクシ。」というサイト。難病を抱えた大学院生、大野更紗さん、せちろうさんらによって2011年2月に立ち上げられた。
「ワタシのフクシ。」では、バッジの注文販売のほか、難病を抱える小学生や難病の子どもを抱える母親、訪問看護師などが現場の生の声を発信している。

見えない障害バッジ(MienaiSyogai)ツイッターアカウント
http://twitter.com/mienaishogaiワタシのフクシ。
http://watashinofukushi.com/