東京都副知事猪瀬氏語る
作家で東京都副知事の猪瀬直樹氏は「ソーシャルメディアは世の中を変えるか?」と題した大手書店主催の講演会上でツィッターが震災時に果たした役割を語った。
昨年の3月11日深夜、猪瀬氏はツィッターで、次のような書き込みを見つけた。
「障害児施設の園長である私の母が、その子供たちと10数人と一緒に、避難先の宮城県気仙沼市中央公民館の3階にまだ取り残されています。子供たちでも助けて」
猪瀬氏はただちに救急ヘリコプターの現場出動を命令。燃え上がる気仙沼市、中央公民館の中で食べ物も飲み物も毛布も通信手段さえも絶たれた400人の救助に成功した。
ロンドンからツィッター
このツィッターはロンドンに留学中の男性からだった。
被災地に児童とともに取り残された園長が、電池の切れる寸前の携帯電話で最後のSOSをロンドン在住の長男に発信。そして長男からツィッターでの救助願いが出された、というわけだ。
(レコードチャイナ)
ツィッターの威力
たった140文字の「つぶやき」ツィッターは世界を駆け巡る。
その入り乱れた膨大な情報のなかから真実を見つけるには、普段からの情報収集能力、文章読解能力が問われそうだ。
緊急時に大きな役割を果たす機能すらもあるツィッター。使いこなして貢献できる準備をしておくのも、支援活動の一つかもしれない。
【kazmit】

レコードチャイナ
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60985猪瀬直樹公式サイト
http://www.inose.gr.jp/index.html