環境に配慮するエコフレンドリー企業「無印良品」
今年3月頃よりネットを中心に、無印良品の販売する「ごはんにかける ふかひれスープ」の販売中止を求める署名運動が起きており、日本国内や海外から6万人を超える賛同を得ている。
世界的に乱獲されるサメの保護が叫ばれている今、国際自然保護連合により「準絶滅危惧種」として登録されているヨシキリザメのフカヒレを使用した商品を販売することに、疑問を抱いた人たちも多いようだ。
気仙沼の地場産業を支えるフカヒレ
こうした運動について無印良品を展開する良品計画は、6月7日付けで「無印良品『ごはんにかける ふかひれスープ』の販売中止を求めるご意見について」とする文書を公式サイトに掲載し、毅然とした態度で反論した。
同社が使用しているフカヒレは、マグロ延縄漁の“混獲魚”として水揚げされたものであり、フカヒレ目的の乱獲ではないこと。Finning(ヒレだけを取るためにサメを殺戮し、その他の部分は海上で投棄する)によるものではない、としている。
「準絶滅危惧種」であるという指摘に関しても、評価リストを掲載し、ヨシキリザメの絶滅が低リスクであり、法令によっても漁獲規制のないことを重ねて説明し、
生産者である宮城県の気仙沼を中心として行われてきた伝統的地場産業の一助となることからも、販売を継続することが妥当と考えております。(良品計画ニュースリリースより)
と結んでいる。

良品計画 ニュースリリース
http://ryohin-keikaku.jp/news/2013_0607.htmlChange.org「フカヒレスープの販売を中止してください!」
http://www.change.org/ja/無印良品「ごはんにかける ふかひれスープ」
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548718026647