教育の場であってはならない事件
中国海南省の小学6年生の女児6人が、別の小学校校長と市職員から性的暴行を受けていた事件が発覚したことが発端となり、その後も教職員による幼女わいせつ事件が少なくとも8件報告され、社会に大きな波紋を広げている。
5月27日、セックスワーク問題やエイズ問題の活動家である葉海燕さんが、教職員の“魔の手”から子どもを守るために始めた運動がネットを通じて拡散していき、大きく注目を集めている。
加害者への皮肉を込めたメッセージ
葉海燕さんは問題となった小学校の校門前で「校長、部屋を取るなら私に声をかけて。小学生に手を出さないで!」とのメッセージと、連絡先として女性人権団体のホットライン「12338」が記載されたプラカードを掲げて抗議に出た。
ネットでは彼女に対する激励の声とともに、彼女の行動を真似てプラカードを掲げる人が続出するようになり。微博(中国版ツイッター)や掲示板などで、多くのユーザーが投稿したプラカード写真を見ることができる。
過激すぎる、子どもへの悪影響が心配、との批判も出ているが、たった一人の行動が多くの人々の関心を集め、TVなどメディアが報じるまでとなったことは、大きな成果だったと言える。

YouTube「叶海燕_中国新闻_国际热点新闻」
https://www.youtube.com/watch?v=UoQW8-YwjTw