ソマリア支援に各国が立ち上がる
AFP通信によると、世界中の50の国と団体が集結し、ソマリア新連邦政府への国際的な支援計画を実現させるための国際会議が5月7日、ロンドンにて開催された。
ソマリアは20年以上にも及ぶ紛争で国内は深刻なダメージを受けているが、昨年にも開催された同様の支援会議後には新大統領の選出をはじめ、新政府の発足、海賊行為の減少など国内情勢は好転している。
しかしながら現実的には依然厳しい状況が継続しているため、世界全体でソマリアの復活を支援すべく、ロンドンでの会議が開催された。
image by DFID - UK Department for International Development新体制を強化していく
特にソマリア国内の軍隊、警察機構、司法、金融システムなどの発展を支援する。これらは何よりもまず国内の貧困を減らし、移民問題の解決、テロ、海賊行為の防止につながるものだからだ。
支援に参加する国の中でも、とりわけケニアはソマリアにとって重要な役割を担っている国である。具体的には兵士5,000人を派遣することや、さらなる難民受け入れを表明した。
会議に参加した団体の中では、米人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチが、参加各国に向け、ソマリア国内の人権侵害行為を制裁するための具体策の制定をソマリア政府に促すよう求めた。

AFP通信
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