10年間で7000人もの子供が逮捕
ユニセフの最新報告によると、ヨルダン川西岸地区ではイスラエル軍により多数の子供たちが逮捕、拘束、尋問、虐待されているという。海外サイト「le Figaro」ほか複数サイトがそのことについて報じている。
ユニセフの調べではこれまでの10年間で12歳から17歳の子供(大部分は少年)がイスラエル軍によって7000人も逮捕、尋問されたという。ユニセフは子供たちにヒアリングを行いどのような経緯で投獄されるのかを調査し、イスラエル軍の残忍で非人道的な振る舞いを明るみにしている。
image by Daquella manera石を投げた、それだけで…
投獄の理由の大部分は投石であるという。子供たちの就寝中に突然武装した兵士がやってきて、手足を縛られ目隠しをされ尋問所へと連行されるのだという。
尋問を受ける間は水を飲むことや食事、トイレを使うことが制限される他、両親や弁護士に会うこともできないのだという。そして兵士たちは子供たちに自白させるために暴力的な態度で威圧するのだという。
絶え間なく続く身体的、精神的虐待にほとんどの子供は絶えられず、最後には自白したことを証明する書類に署名させられるのだという。その書類はヘブライ語で書かれており、大部分の子供たちはヘブライ語を読むことすら出来ないのだという。
ユニセフはイスラエルを「世界で唯一子供を軍事裁判にかける国」として非難している。

le Figaro
http://www.lefigaro.fr/UNICEF
http://www.unicef.org/index.php