デジタルコラージュやインタラクティブ作品、マルチメディアなインスタレーションなど常に新しい表現方法を模索する川上の作品は、メディアによる境界を広げています。昨年12月には、毎年ルーヴル美術館で開催されるSalon des Beaux Arts にメインアーティストとして招待されインスタレーションを行い、金賞 Médaille d'Or を受賞しました。
1977年、東京都深川生まれ。「アートとデザイン」を横断的に考え、安土桃山時代を中心とする水墨画、障壁画、茶の湯、生花、盆栽、作庭、建築、そして余白、間、見立てなど「日本独自の美的理念」へ回帰しながらも「グローバルという現実的感性」との融合により生まれる独自の美の形成を追求している。デザイン手法のみにとらわれないアート的なアプローチを組み合わせた独自の表現を確立し、アーティストとして活動する一方 artless Inc. の代表として多岐にわたりアートディレクションを行う。
国内外問わず権威あるアワードの受賞履歴を持ち、これまでにも世界3大広告賞の一つといわれる「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」や NY ADC、One Show、D&AD、iF: International ForumDesignHanover 等、名誉ある賞を受賞してきた。海外でのカンファレンス、エキシビション、フェスティバルにも多数招待され、ポンピドゥーセンター、ルーヴル宮内フランス国立装飾美術館、クアラルンプール国立美術館、ミラノサローネ、TENT LONDON、DMY、BODW、シンガポールデザインフェスティバル、上海デザインビエンナーレに参加。2017年12月には、フランス歴代大統領が後援する唯一の団体 Société nationale des beaux-arts が毎年ルーヴル美術館で開催する Salon des Beaux Arts にメインアーティストとして招待され展示を行った。アーティストとして、また artless Inc. の代表アートディレクターとして世界より注目されている。