英国の化粧品ブランドLUSH(ラッシュ)は、2018年3月16日(金)から4月19日(木)の期間、日本を含む世界8カ国で、インドネシア、スマトラ島の森林と野生生物などの保全を目的にした「#SOSsumatra キャンペーン」を実施し、チャリティ商品「スマトラ シャンプバー」を発売する。
オランウータンや先住民族の住処を守る
このチャリティ商品の売上全額を使い、スマトラ島でパーム油のプランテーションに使われていた50ヘクタール(東京ドーム約10個分)の土地を購入する予定。
この土地は、東南アジアで最も豊かな熱帯雨林であり、スマトラの象やサイ、トラ、オランウータンが共存できる地球上最後の場所であると言われている地区に隣接する場所。
パーム油生産を目的に伐採された森林を、パーマカルチャーにより元の生態系に再生させ、そこに暮らす絶滅危惧のオランウータンや先住民族の住処を守ることを目的とした、ラッシュが森林保護団体Sumatran Orangutan Society(SOS)と連携したプロジェクト。
「スマトラ シャンプーバー」とは
「スマトラ シャンプバー」は、パーム油不使用で、モリンガパウダー(ワサビノキ種子)が頭皮や髪をみずみずしい状態に導きながら清潔に整える固形タイプのシャンプー。
また、ココナツオイル(ヤシ油)は、髪に潤いを与え、柔らかい状態に導くほか、爽やかなオレンジオイルとパチョリの香りが気分をリフレッシュする。
固形にすることで、合成保存料を使用することなく保存でき、ゴミとなるパッケージを使用しないネイキッド(裸の状態)での販売を可能とし、製造段階で使用する水量の削減にもつながるため、使用する人にも環境にも負荷をかけないイノベーティブな商品。
金額は1,100円(税込)。(慶尾六郎)