キリンチャレンジカップの収益金を寄付
3月5日(水)にサッカー日本代表とニュージーランド代表との親善試合(キリンチャレンジカップ)が国立競技場で開催される。公益財団法人日本サッカー協会は、その試合の収益金の一部を、2011年に発生したニュージーランド大地震と東日本大震災の義援金として寄付することを発表した。
(画像は日本サッカー協会公式サイトより)
ニュージーランド大地震は、東日本大震災の前月にあたる2011年2月22日に発生したマグニチュード6.3の大地震だ。日本人28名を含む多数の死者を出し、現地はいまだ復興されたとは言い難い。
行われなかった親善試合
2011年3月29日は、キリンチャレンジカップ2011として、ニュージーランド代表との親善試合が予定されていた。しかし東日本大震災により試合は中止。当初日本サッカー協会は、試合会場にニュージーランド大地震の義援金をつのる募金箱を設置する予定だったのだが、試合が中止となったために募金箱も設置されることはなかった。
それから約3年の月日を経て、やっと日本対ニュージーランドの親善試合が開催されるのだ。同じ時期に大地震で被害を受けた両国ともに、復興は道半ば。試合の収益金の一部を両国への義援金として寄付するとの決定には、日本とニュージーランドの友好と復興を願う、日本サッカー協会の思いが込められている。

公益財団法人日本サッカー協会
http://www.jfa.or.jp/index.html